RCEP項目下の海南輸出優勢製品リストを理解する

新華社海口11月17日電（呉茂輝記者）「地域包括的経済パートナーシップ協定」（RCEP）と地域内の二国間自由貿易協定、どちらの税率がより優遇されているのか。RCEP発効後、海南自由貿易港の「ゼロ関税」政策にはどのような利点があるのだろうか。海南省商務庁は17日、企業がRCEP関税削減配当金をさらに掘り起こし、RCEPと海南自由貿易港政策の相乗効果を発揮するのを支援するため、海南省の輸出入優位製品「3つのリスト」を発表した。

この「3つのリスト」はそれぞれ『RCEP項目下の海南輸出優勢製品リスト』『RCEP項目下の海南輸入優勢製品リスト』及び『海南自由貿易港の「ゼロ関税」優勢製品リスト』である。海南省商務庁の担当者によると、これらのリストは企業が最適な「関税引き下げ」の内容と最も「お得」な製品をより効率的にロックするのに役立つという。

『RCEP項目下の海南輸出優勢製品リスト』はRCEP項目下に新たに追加された輸出優勢（輸出関税がより低い）製品計695品目を整理し、『RCEP項目下の海南輸入優勢製品リスト』はRCEP項目下に新たに追加された輸入優勢（輸入関税がより低い）製品計241品目を整理した。この2つのリストに含まれている製品はいずれも海南に産業関連がある。

海南自由貿易港にはもともと「ゼロ関税」政策があり、リスト管理を通じて実施されているが、今回発表された「海南自由貿易港の「ゼロ関税」優位製品リスト」は、海南自由貿易港の「ゼロ関税」リストがRCEP項目よりも優位な製品を整理し、1674品目がある。そのうち、交通機関及びヨット優勢製品は92品目、原材料補助材料優勢製品は241品目、自家用生産設備優勢製品は1341品目である。

RCEP発効以来、海南とRCEP加盟国の投資貿易は好調であることが分かった。貿易面では、第3四半期、海南とRCEP加盟国の貨物輸出入額は514億4000万元で、前年同期比24.2%増加した。投資面では、前3四半期、海南省はRCEP加盟国に対して新規投資届出企業31社を追加し、実際に3億8300万ドルを投資した。同時に、海南はRCEP加盟国に0.7億ドルの投資を誘致し、外資企業141社を新設した。