ナイキデザイナー転職アディダススパイ行為で起訴
西メディアによると、ナイキ社は8日、今年9月にアディダス同社が契約した元ナイキデザイナー3人が「スパイ活動」を行っている。ナイキは3人に800万ユーロの損害賠償を求め、3人は辞表を提出する前にアディダスに情報を提供していたと明らかにした。
12月10日、2006年2月、世界スポーツ用品市場の覇者である米ナイキ社は、独アディダス社がナイキの「Shox」ショックアブレーション技術をパクったと主張し、巨額の賠償を求める訴訟を米テキサス州の連邦地裁に起こした。以来、ナイキとアディダスは特許権、試合、選手の協賛、役員の採用などでトラブルが増えている。
両社は過去に信じられないほどの対抗事件を経験してきたが、その対抗は現在のようなものではなかった。ナイキによると、3人のデザイナーはアディダスが9月にニューヨーク・ブルックリンに開設した研究開発スタジオに参加したが、彼らが行った唯一のことは、近年ナイキのプロダクトデザイン室のために行ってきたすべての仕事をコピーすることだという。
ナイキ社は訴状の中で、アディダスは現在、ナイキが今後数シーズンで発売するすべてのデザイン、材料、服装の概念を把握しており、異なるスポーツの複数の靴製品シリーズから2016年のヨーロッパカップのユニホームのデザインまで、ナイキ社のスポーツ選手への協賛計画と機密の財政情報も含まれていると述べた。
ナイキ会社の弁護士は、「これらの情報が伝えられたことは、ナイキの主要競争者が今後3 ~ 4年間にわたってナイキが各市場でできるすべての行動に効果的に対抗できるようになったため、ナイキに取り返しのつかない損失をもたらした」と述べた。また、ナイキの弁護士は、この3人のデザイナーの弁護士費の支払い先も怪しいと指摘した。ナイキの弁護士によると、アディダスは彼らと契約する前に、同社が費用を負担することを約束していた可能性があるという。
一方、3人のデザイナーは弁護士が起草した声明でナイキのすべての告発を否定した。声明では、「ナイキ社の告発は虚偽であるか、一部の事実だけを話した。私たちは9月にナイキを離れた時、商業機密を盗んだわけではない」と書いている。
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