「世界紡績の都」紹興柯橋：減税・料金引き下げの助力「老木が新芽を出す」

「試算してみたが、4月1日以降、付加価値税1項のみで、年間1100万元の税負担軽減を見込んでいる。」確かな減税・料金引き下げ政策が実施され、浙江迎豊科学技術株式会社の傅双利董事長は伝統産業の改造・昇格の「硬戦」に勝つことに自信を持っている。


浙江省紹興市柯橋区は「世界紡績の都」と呼ばれ、捺染は地元の主導産業である。柯橋区は浙江省の紡績捺染産業のモデルチェンジとグレードアップ、伝統製造業の改造とグレードアップの2大「省級試験点」である。


傅双利氏によると、伝統的な業界のモデルチェンジとグレードアップ、科学技術の投入は突破口であり、製品の付加価値を高めることは方向であり、減税と費用削減は伝統的な業界のモデルチェンジとグレードアップのために「早送りキー」を押した。


紡績捺染を主業務とする伝統的な紡績企業として、迎豊科技はこの2年間、減税・料金引き下げの東風に乗り、製品の高位置づけ、研究開発の高投入を堅持し、経営効果は着実に増加している。調査によると、同企業の1ムー当たりの平均税収は紹興市の捺染業界のトップだった。


「2017年だけで私たちの販売収入は9億元を突破し、研究開発費は1700万元を加算控除し、ハイテク企業の税収優遇1850万元を享受した。そのうち2つの税収優遇は2016年よりそれぞれ670万元と225万元増加した」と迎豊科技財務責任者の王社長は述べた。


税金を節約するための用途については、多くの紡績捺染企業が、その一部は生産再投入に使用され、一部は引き続き科学研究への投入を増やし、新製品の研究開発に使用されると述べている。


「会社はすでに120ムーの土地を持ち、12億元を投資し、捺染知恵工場を建設する準備をしており、しかも不動産の収入税額を取得し、当初2年に分けて控除から一括全額控除に変更し、私たちの企業の資金の流れを加速させ、また減税の大きな利益を得た」と傅双利氏は減税帳簿を細かく計算した。


現地では紡績業のスマート製造への投資を強化し、伝統的な「大染料シリンダー」を新たな活力にしていることが分かった。紹興永利捺染有限公司の生産現場で、記者は、コンピュータシステムは事前に設定されたステップを通じて自動的に集制御を行い、自動配色からサンプリング、計量などのステップまで自動化操作を実行し、人件費を大幅に削減したことを見た。


紹興英吉捺染有限公司は「捺染脳」を設置することにより、24時間にわたって各染料シリンダーの運行プロセスを動的に監視しており、異常が発生すると、早期警報を発し、それによって効果的に染色合格率を高め、生産コストの1%削減、利益の約10%増加を実現した。


浙江省税務局党委員会書記、副局長の龍岳輝氏は、「実際の税改革配当は伝統的な製造業界のモデルチェンジとグレードアップを積極的に支援しており、経済の質の高い発展により大きな貢献をしている」と述べた。